平成25年度 4月号

4月は桜の開花と共にしびらき祭りが開催され、利用者職員ともども新しい1年のスタートとなりました。

しかし!1つ忘れてはいけない事があります。それは厳しい冬を乗り越えしびらき畑で満を持して開花した色とりどりのチューリップが力強く咲いており、しびらきの仲間たちはもちろん道行く地域の方々に元気を与えていたと言う事です。

大雪が降り球根の上に十センチ以上の冷たい雪がのしかかる事もありました。施設内で風邪がはやり数週間の居室対応になった時期には水を得られず渇きに耐えた日もあったでしょう。だがしかし彼らはやりとげました!咲きました!誰にも努力を評価される事の無い球根と言う下積み時代から片時も研鑽を惜しまず愚直一徹に開花という結果を出した彼らの姿はまさに克己。己に勝つと言うほかないでしょう。彼らは別にみんなに観てもらいたくて咲いた訳ではないのです。ただ自らの花としての命をまっとうしただけなのです。
そんな彼らの姿を目の当たりにすると自分はなんて小さな人間なんだと思い知らされてしまいます。今まで自分はこんなにも愚直に物ごとに打ち込んだ事はあっただろうか。あの時もう少し努力出来たのではないかと考えさせられます。

 もう彼らは花を散らせ初めていますが、私も彼らを見習い、人には見えない所で努力をし、面倒だとか後回しにしたいと心が思った時に第一歩が踏み出せる人間になろうと思います。このブログも他の業務に追われ後回しにしてしまったものなので自分はまだまだ未熟です。


2F支援員 田上